わり算の 筆算 ― 九九で とけない わり算
まず、身近な ところから
84 まいの 色紙を 3人で 同じ数ずつ 分けたい。1人 何まい?
84 ÷ 3 …。3 のだんに「84」は 出てこない。九九だけでは とけません。
そこで、上の 位から 順に 分けていく 方法が わり算の 筆算です。
考え方: 大きい ところから 分ける
84 まい = 10 まいの たば 8 つ + ばら 4 まい。
- まず たば 8 つを 3人で 分ける → 1人 2 たば、たば 2 つ あまる
- あまった たば 2 つ を ばらして 20 まい、ばら 4 まい と あわせて 24 まい
- 24 まいを 3人で 分ける → 1人 8 まい
- 1人分は 2 たば と 8 まい = 28 まい
筆算は、これを 決まった 形で 書く 方法。
筆算の 4 ステップ: たてる → かける → ひく → おろす
れい 1: 84 ÷ 3
2 8
3 ) 8 4
6 ← 3 × 2
---
2 4 ← 8 − 6 = 2、4 を おろして 24
2 4 ← 3 × 8
---
0 ← あまり 0
- たてる: 十の位の 8 に 3 は 何回 入る? → 2 回(3 × 2 = 6、3 × 3 = 9 は こえる)。商の 十の位に 2
- かける: 3 × 2 = 6 を 8 の 下に 書く
- ひく: 8 − 6 = 2
- おろす: 一の位の 4 を おろして 24
- くり返し: 24 に 3 は 8 回。3 × 8 = 24、24 − 24 = 0
- 商 28、あまり 0
あまりが 出る とき
れい 2: 95 ÷ 4
9 に 4 は 2 回(8)、9 − 8 = 1、5 を おろして 15。15 に 4 は 3 回(12)、15 − 12 = 3。
商 23、あまり 3。たしかめ: 4 × 23 + 3 = 95 ✓
3 けた ÷ 1 けた
れい 3: 636 ÷ 4
6 に 4 は 1 回(4)、6 − 4 = 2、3 を おろして 23。23 に 4 は 5 回(20)、23 − 20 = 3、6 を おろして 36。36 に 4 は 9 回。
商 159。位が ふえても「たてる・かける・ひく・おろす」の くり返し。
2 けた で わる
れい 4: 96 ÷ 24
「24 に 何回 入る?」は 九九に ない。見当を つける: 96 ÷ 24 ≈ 90 ÷ 20 ≈ 4〜5。
24 × 4 = 96 → ぴったり。商 4。
見当が 大きすぎたら(24 × 5 = 120 > 96)、1 へらす。
れんしゅう してみよう
- → 7 に 3 は 2(6)、1 と 2 で 12、12 に 3 は 4 → 24
- → 8 に 7 は 1、1 と 9 で 19、19 に 7 は 2(14)、あまり 5 → 商 12 あまり 5
- → 21 × 4 = 84 → 4
よくある まちがい
- ✕ 商を 立てる 位置を まちがえる(84 ÷ 3 で 商の 2 を 一の位に 書く)→ 十の位を 分けた 商は 十の位 に
- ✕ ひき算の あまりが わる数より 大きい(9 に 4 を 1 回 にして 5 あまる)→ あまりが わる数以上なら 商を 1 ふやす
- ✕ 途中で 0 が 出た 位を とばす(636 ÷ 6 = 16 と 書く。正しくは 106)→ たてられない ときは 0 を 書く
れんしゅうの まえに
2けた÷1けた、3けた÷1けた、2けた÷2けた、あまりの ある わり算(商・あまりを 別々に 聞く)が 20 問 出ます。
こたえは 数字で。紙に 筆算を 書いて、たしかめ(わる数 × 商 + あまり)も しよう。