比例・反比例 ― 負の数まで広げて、グラフでとらえる
まず、身近なところから
小学校の比例・反比例は「1 個 50 円のりんご x 個で y 円」のように 正の数だけ だった。
中学では x も y も比例定数も 負の数になってよい。たとえば「毎分 2 m ずつ水位が下がる」は y = −2x。
そして式を グラフ に描いて、形で理解する。
座標 ― 点の住所
y
第2 │ 第1
(−,+) │ (+,+)
───────┼─────── x
第3 │ 第4
(−,−) │ (+,−)
点は (x, y) と書く。x が 右(負なら左)、y が 上(負なら下)。
平面は 4 つの部屋(象限)に分かれ、右上から 反時計回り に第 1・第 2・第 3・第 4。
点 (−3, 2) は x < 0、y > 0 → 左上 → 第 2 象限。
比例 y = ax
x が 2 倍、3 倍になると y も 2 倍、3 倍。式は y = ax、a を 比例定数 という。
例 1: 比例定数を求める y は x に比例し、x = 2 のとき y = −6
y = ax に代入: −6 = a × 2 → a = −3。式は y = −3x。
1 組の (x, y) がわかれば a が決まる。
例 2: 別の x のときの y 上の式で x = −4 のとき
y = −3 × (−4) = 12
グラフ
y = 2x(a > 0 右上がり) y = −2x(a < 0 右下がり)
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●│ │●
● │ │ ●
比例のグラフは 原点 (0, 0) を通る直線。a > 0 なら右上がり、a < 0 なら右下がり。
負の数まで使うので、原点の左側にも線が伸びる。
反比例 y = a/x
x が 2 倍になると y は 。式は 、つまり xy = a(一定)。
例 3 y は x に反比例し、x = 2 のとき y = 6。x = −4 のとき y は?
- a = xy = 2 × 6 = 12
- y = 12 ÷ (−4) = −3
グラフ
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│ ●
│ ● ●
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● │
反比例のグラフは 双曲線(2 本の曲線)。a > 0 なら第 1・第 3 象限、a < 0 なら第 2・第 4 象限。x = 0 にはならない(0 でわれない)ので、軸には触れない。
見分け方
| 比例 | 反比例 | |
|---|---|---|
| 式 | y = ax | y = a/x |
| 一定なのは | y ÷ x | x × y |
| グラフ | 原点を通る直線 | 双曲線 |
練習してみよう
- y は x に比例、x = −3 のとき y = 12。比例定数は? → 12 ÷ (−3) = −4
- その式で x = 5 のとき y は? → −4 × 5 = −20
- y は x に反比例、x = −6 のとき y = 4。x = 3 のとき y は? → a = −24 → −8
- 点 (2, −8) を通る比例の式は? → a = −4 → y = −4x
- 点 (−5, −1) はどの象限? → 第 3 象限
よくある間違い
- × 比例定数を x ÷ y で出す → y ÷ x(y = ax だから a = y/x)
- × 反比例で y ÷ x を一定とする → 反比例は x × y が一定
- × 象限を時計回りに数える → 反時計回り。右上が第 1、左上が第 2
- × 負の数の代入でかっこを忘れる → −3 × (−4) = +12
練習の前に
比例定数、y の値、反比例の値、グラフの式(4 択)、象限(4 択)が 20 問。値は整数で。
「比例なら y ÷ x、反比例なら x × y」で定数を先に出す。